MBAの資金準備と優先事項
MBAのコストは?
MBAは本当に高い投資です。上位のMBAプログラムの学費は1000万以上で、さらに2年間の生活費も確保しなければならないです。その上ご家族と一緒で留学される方は必ず伴侶(そしてあるいは親族)の合意をゲットする壁がありますよね。
また、貯蓄でMBAを買うことは多くの人にとって難しいことかもしれません。国内MBAや米国のブリガムヤング大学の特例はありますが。
(ちなみに母校です。 BYU MBA)
卒業までに大きくなるローン
やっぱりこれは大きな心配ではないでしょうか?特に身近にいる家族にとって。。。
これに関して2019年に出されたPoets & Quantの記事が良記事かと思います。要点を踏まえると上位MBA卒業生の平均ローン額は11万ドル(1100万以上)を超えているみたいです。
Σ(゚Д゚;エーッ!
記事には統計や留学生向けに書かれてる内容もあるので、一度読む事をお勧めします。
MBA前に出来る事:優先順位
- 奨学金の獲得
- 国の福利厚生の調査
- 貯蓄
奨学金の最高待遇は学費全額免除+活費の補助が一般的です。
余談ですが、私は妻からは最低3割の奨学金をもらわないとMBAは諦めてと言われてました 😱
奨学金を得るためにはGMAT高得点だけでは足りません。入学と奨学金の判断基準は要素が多く、単純に経歴とGMATだけではないのです。
例えとなりますが、すべての歯車がしっかりしていないと機械が動くことはないですよね。一部がどんなに良いパーツを使っても、欠損してる箇所があれば動くことはないです。MBAのアプリケーションも同じで、GMATと強い経歴があっても、卒業後の目標やビジョン、面接、エッセイの質が低ければ、奨学金はおろか、受からない場合もあります。一方で、全ての歯車が一つのストーリーとして成り立った時、夢の学校に合格するだけでなく、奨学金ゲットに大きく繋がります。
画像はApplicant Lab のマリアさんより
州の福利厚生の調査
アメリカでの支出で一番心配していたのが健康保険でした。低所得者向けの保険、Medicaidを取得できたので、保険に大きなお金を節約することができました。なんと、学校が出す学生保険を家族で入ろうとしたら年間100万円を超える金額になります。純日本人の妻もMedicaidをゲットできてます。また、アメリカに5年以上在住されてる方はSNAPという福利厚生で毎月の食費をまかなうことができます。これらの支援は本当に助かってます。州によってこれらの福利厚生を得るためにかかる時間とハードルが若干違うらしく、ニューヨーク州は簡単で良かったです。
こういう福利厚生は国や州によって様々なので、要チェックですね。
貯蓄
ここは個人それぞれだと思うので、逆に何に使うのか意見をシェアします。
私たちの場合は貯蓄は学費でなく、車や旅費などに使っています。貯金が多ければ、精神的にも安心感はあると思います。注意点としては、為替のレートが変わるので、レートが良い時に送金するなど、送金方法や国際クレジットカードを用意しておくことをお勧めします。